カール
カールとは山地氷河のうち、山頂付近に部分的に付着した小規模な氷塊の侵食で造られた地形で、椀状にえぐられた特有の形とその下底に残るモレーンの丘は日本アルプスの槍、穂高、立山、三仙丈、俣蓮華、薬師、西駒ケ岳、荒用岳など、及び日高山地にあり、夏の残雪期には、力ールの底に雪が丸くあるいは水平の線状に付き、椀状地形の末端に、はい松に覆われたモーレンが堤防のような形で残っています。日本のこれらの山地氷河の地形は、もちろん氷期の氷河作用の遺物です。

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